胃腸の疲れに、わんこと一緒に葛湯。(手作り犬おやつレシピ)

(この記事は、お食事の時間を外して読むことをおすすめします。)


季節の変わり目だからか、わたしもわんこも胃腸が好調ではない。

なんだかなぁ。と思っていた時に、残っていた葛粉が目に入る。


東洋医学や食養生において【葛(くず)】は、胃腸を休める時の定番食材としてよく選ばれます。

ですが、大きな塊になっているのでダマになりやすかったり、調理も多少の手間がかかるので、お湯で混ぜるだけのインスタント葛湯の方がよく見かけるかもしれません。

ですが、本葛を使用していなかったり、ニンゲンの舌に合わせて味付けされていることも多々。

とろみのあるドリンク・・・だけだったら片栗粉でもいいのですが、片栗粉は体を冷やす食材。

体を温める”本葛粉”を使うことに意味があるので、原材料を要チェック!な食材のひとつ。


ここ数日、お犬は便がユルい&臭いがキツイことが続いていたので、久しぶりに葛湯を作りました。

わたし用には、手作りフルーツジャムを添えて。

ジャムといえども砂糖は使わず、わんこが食べても大丈夫なレシピにしています。


葛湯をお昼にあげて、その日の夜に出てきた便はとても理想的で臭くない!!!

そういえば、葛湯をあげる時は毎回こんな感じ。


いやはや。

葛の威力、すごい。

(あくまで個人の感想です。良くない便は、病気から来ることも考えられますので心配な場合は動物病院へ。)


この流れでレシピを掲載するのは、果たしてセンスがいいのか悪いのか。

気にしなくていいのか、オイオイ気にしなさいよ!なのか・・・というところですが、レシピです。



【材料】作りやすい量

・本葛粉 40g

・水 500ml  


【作り方】 

1:鍋に本葛粉、水を入れ、5分ほど置いて馴染ませ、ダマがなくなるまで混ぜる。 

2:中火にかけ、木べらで混ぜながら全体が半透明になるまで加熱する。 

3:人肌以下まで冷まし、皿に盛り付ける。 


【保存期間の目安】 

 冷蔵庫 当日中


【1日におやつとして与えていい量の目安】 

 体重 : 与える量 

・1kg:22g 

・2kg : 37g 

・3kg:50g 

・5kg:74g 

・7kg:95g 

・9kg:115g 

・11kg:134g 

・13kg:150g 

・15kg:170g 

・20kg:210g 

・25kg:250g 

・30kg:280g 

・35kg:320g 

・40kg:355g


【おやつを与える時の注意点】

・とろみが強く、喉に詰まらせることが心配な場合は、細かく刻む、または本葛粉の量を減らして調整してください。

・出来立ては熱いので、必ず人肌以下に冷ましてから与えてください。

・このレシピは健康な成犬に与えることを想定しています。愛犬の体調、体型に合わせて調整してください。 

 ・食物アレルギーのある食材は少量、または避けてください。 

 ・通院中、服薬中の場合はかかりつけの獣医師に相談の上与えるようにしてください。



今回も写真映えを考慮した分量で作っていますので、このレシピも半分、1/3、1/4の分量にして作っても大丈夫。


「自分用にジャムとか作るのめんどくさいー!」

という方は、きな粉と黒蜜で和風スイーツ仕立てにしてもおいしいですよん。



このようなとろみ系のもの、状態が変わりやすいものはお料理教室のレシピにはできないので、是非ご自宅でお試しくださいね。

犬ごはん先生いちかわあやこ Official web site

"愛犬と飼い主さんの心と体が喜ぶ食生活"を伝えている、犬のための料理研究家の手作り犬ごはん・犬おやつ・犬用ケーキのレシピ、犬に与えていい食材・与えてはいけない食材リスト、メディア掲載情報