書を捨てよ、街を歩こう。
5月から、不定期で浜松の動物専門学校で特別授業をしています。
授業は午前中で終わるので、ランチを食べて帰るスケジュール。
全9回の前半は「新幹線の停車駅だし、駅前行けばなにかしら名産は食べられるでしょ」という考えだったのですが、甘い。浅い。完全にランチ難民と化す。
いや、海鮮のお店もあるのだけど、なんかしっくり来るお店がない。
仕事終わりの自分を癒しつつ、自分の視野を広げるには失礼ながら物足りない。
駅弁も、あまり好きじゃないものが入っていたり。
授業も後半戦に入った頃、コーヒースタンドと勘違いして行ったコーヒー豆専門店で見つけたお蕎麦屋さんのショップカードとの出会いをキッカケに、ローカル線の遠州鉄道沿いを歩いてみることに。
で、前回見つけたのがコーヒースタンドWILL coffee & roasters
今回も授業終わりに、そのまま歩いて行ってみようと方向音痴ながら道を変えてお散歩。
道中で目に止まる、わたし好みのビル。
この日は水曜日。遠州鉄道沿いは水曜定休が多いみたいで、ほとんどのお店がお休み。。。
まだ時間もあるし、雰囲気も良さそうだから覗いてみることに。
どこもかしこも、わたしの好きなテイストでカメラを持ってきていないことを後悔。
こんな場所で作品撮りできたら楽しいだろうなぁ。
CAFEってあるし、営業しているっぽい。
これも何かの縁だ。行ってみよう。
ランチタイムはビュッフェスタイルで700円という、びっくり価格のカフェ。
(ビュッフェと言われてお高めランチを覚悟した分、さらにびっくり!)
自家製パンがメインで、ドリンクも飲み放題。
しかも飲み放題とは思えない種類の豊富さ。
前日にダイエットを決意したのだけど、働いた後だし、歩いたし、野菜多めに食べればいっか。とランチはここに決定。
(ダイエットできない人の言い訳満載。)
自分で作れるパニーニに、パンもかなりの種類。
ピザもあったり、スープまで付いて来る。
トースターも自由に使えるので、こんがりトーストも自分で焼ける。
久々に食べたなぁ、トースト。
ビュッフェに嬉しいミニサイズがかわいい。
雰囲気の良さに後ろ髪を引かれつつ、ビルを後にして駅へ向かう。
フードフォトでは使うことのない影くっきり&直射日光ガンガンの写真も、風景だと遊べて楽しい。
ここは夜に覗いてみたい小道。
・・・馴染みのある名前のお花屋さん。
なんでもネットで情報が揃ってしまうような昨今だけど、やっぱり自分の足で見つけた情報の方が価値があるように思う。
ネットに全ての情報が落ちているかというと、実際はそうでもなかったりする。
正しい情報もあるけれど、間違った情報もある。
全てがインターネットや仮想現実で済んでしまう人生はもったいない。
寺山修司氏の「書を捨てよ、町へ出よう」という本のタイトルに、全く共感できなかった典型的インドア人間だけど、書には書から得られるものがあって、町には町から得られるものがあるのだなと思ったのでした。
・・・この後も歩き続けて足が疲れ、翌日は動けませんでした。笑
浜松での特別授業も残すところあと1回。
2年間かけて教えているものを9回に凝縮するのは無理があるかなぁと思っていたけれど、かなり良いものが出来ている。
最終日はプレゼン。楽しみだ。
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